洋服店のファッションセンターしまむらを手がける株式会社しまむらの正社員たちは とにかく配置転換が多いと聞きます。例えば、店長を2年ほどしたしまむらの正社員が2年後に、本部に戻って経理職に配属 さらに3年後はバイヤーをやっているといった感じです。話によると、それは一部の社員ではなく、株式会社しまむらの社員たちは、出身大学で学部や専攻に関係なく、しまむらグループのなかのさまざまな職種を経験していくシステムになっているそうです。ときには いくつかの職種を経験したあと、もとの部署に戻ることもあるのだとか。
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ちなみに、しまむらグループのホームページより、2015年のしまむらグループの新卒採用(正社員)の職種を以下に一部抜粋してみます。
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募集条件 2015年3月に4年制大学・大学院を卒業・修了見込の方
(職種)キャリア 店舗運営部 店長・ブロックマネージャー
本社各部署
商品部(バイヤー・コントローラー)・広告宣伝部・店装部・開発部・店舗管理部・商品管理部
システム開発室・企画室・貿易部・物流部・総務部・人事部・経理部他
※入社後は店舗配属になります。
その後、様々な職種を経験(ジョブローテーション)していきます。(後略)
 
(出典)しまむらグループホームページ          ___________________________

上記において注目したいのは、「入社後は店舗配属になります。その後、様々な職種を経験(ジョブローテーション)していきます」の記述です。株式会社しまむらに入社した正社員は、入社時に配置部署は決まるものの、以降はローテーションをして異動しながらさまざまな職種を経験するという形となるのです。

私はその株式会社しまむらの正社員たちの高速ともいえる人事異動を知り、驚きました。なぜなら、一般的な日本企業の場合、新卒で入った正社員は、営業職、研究職など一度配属が決められたら、希望を出さない限り基本的に退職まで同じ部署で勤務することになるからです。また、出身大学の学部や研究内容に応じて、職種はほぼ決められてしまうのが常識化しています。一方で株式会社しまむらの場合、正社員の誰もがいろいろな職種を経験するというのです

株式会社しまむらの高速ともいえる人事異動は一見すると効率が悪いように映るかもしれません。なぜなら、担当部署でようやく仕事を覚えた頃に他の部署に異動というのでは、また一から仕事を覚え直さないといけないからです。それでは、人事異動ごとに正社員が新しい職場でオロオロするということになりしまむらグループの足を引っ張ってしまいかねません しかし、別の視点から考えてみると、そのようなしまむらの高速人事異動こそが優秀な人材を育てるシステムだという見方もできます なぜなら、しまむらグループのさまざまな職種を経験した人材は 全体像を俯瞰して眺められる人材に育つと考えられるからです。

確かに考えてみたら ひとつの職種だけ経験している人材は会社の将来像を描ける人間にはなかなか育ちません。なぜなら、狭い専門分野に精通することはできても、全体を俯瞰して見ることができないからです。一方 株式会社しまむらは正社員にさまざまな職種を経験させます。一見すると効率が悪くても、長い目で見たとき、しまむらグループの将来像を自分の頭で考えることができる人材が育つのでしょう。

流行やトレンドは日々変化し、浮き沈みが激しいアパレル業界。そのようななか、株式会社しまむらは、時代に応じた堅実な運営をつづけ、ユニクロに次ぐ日本第2位の売上高を誇るアパレル専門店に成長しました。そんな株式会社しまむらは、しまむらグループ全体を総合的な視点で眺め未来を自分の頭で考えることのできる人材育成を目指しているのかもしれません。

子供さんがいるご家庭では、子供は成長が早くすぐに服が着られなくなってしまうので、安くて品質が良いものを揃えられればいいですね

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